ふるしゅんのブログ

30代、田舎移住したテレワーク会社員の日常をゆるく綴ります。

小規模小学校の良いところ・悪いところ

東京から東北の田舎へ移住しました。
子供たちも転校。東京ではギュウギュウの35人学級でしたが、こちらでは10数人の学年という小規模校。
メリット・デメリット、良いところ・ビミョーなところ、いろいろと違いがあったので、これまで感じたことを書き残しておきたいと思います。(小学校教員免許を持っている)保護者目線で。
※もちろん、東京vs田舎という単純な違いではなく、個々の学校の特色による部分もあると思いますので、そこはご了承ください。

良いところ

先生の目が行き届いている

これが一番かな。児童一人ひとりをしっかり見てくれている印象。授業参観にも行きましたが、教師1人で十分目が行き届くので、無駄話をしている隙もなく、まさにクラス全員が授業に参加している状態。(東京では授業中、補助の先生がいてもガヤガヤして対応しきれていない感じでした。)

先生方に活気がある

Twitterを見ていると、教員の割り当てが少ないので校務分掌が大変だという声もありますが、うちの小学校ではそんな感じは見受けられませんでした。(実際のところはわかりませんが。) むしろ、余裕があるっていうか、先生方みんな元気です(笑)。若い先生からベテランまで。

学年に関わらず仲が良い

全校児童の数が少ないので、2学年まとめて(低・中・高学年)一緒に授業するというのもあるらしいです。縦割りの場面が本当に多い。そのおかげか、学年に関係なく、仲が良さそうです。

運動会がラクちん

コロナ前、東京にいた頃は「良い場所をお願いね!」と妻のプレッシャーを受けながら、運動会の日の早朝に出かけて場所取りをしていましたが、こちらは場所取りなんて一切不要。基本的にスペースが有り余っているので、開始時刻に合わせて行けば余裕で良い場所で観覧が可能。あと、人が少ないので我が子を見つけやすい。おまけに徒競走でも一人ひとり名前を呼んでくれるので、カメラ係は大助かりです。

車で学校に行ける

東京の感覚で、これは衝撃だった。運動会のお便りで「車での来場はご遠慮ください」が普通だと思っていたのですが、それどころか「駐車場は○○をご利用ください」と書いてあった(笑) やはり地方は車社会ですね。

校庭が天然芝

土じゃない校庭は私の子供時代も含め初めてです。砂埃が立たないし、暑くならないし、なかなか気持ちがいいもんですね。子供たちはカエルとかバッタとか捕まえてました。

地域とのつながりが強い

東京ではあまり感じませんでしたが、こちらでは地域の人が積極的に学校と関わっている印象。学校の中で野菜や花を育てている方も?

悪いところ

宿題が多い

これは学校によるのかな?家でこんなにやるか?ってぐらい宿題が出て、あまりの量に子供たちはひーひー言ってました。。

転入生・保護者への説明が不足

転入生対応に慣れていない?のか、こちらから聞かないと情報が出てきません。当たり前のように使われる固有名詞が何のことなのか説明がなかったり、知らないうちにPTAに入っていたり、だいぶ経ってから「これ渡すの忘れてました」と連絡があったり。

ICTがあまり活用されていない

こちらではあまりパソコン使わないのかな?前の学校の感じで使っていたら、うちの子たちはパソコン得意な部類に入ったようです。

PTAの役員が頻繁に回ってくる

これはまぁ仕方ないか。頻繁に回ってくる分、仕事量は少ないようなので、まぁ問題無いかなとは思いますが。

保護者の書き物が多い

まだまだアナログ。

セキュリティが心配

校内や敷地内に割と簡単に入れる状態なので、防犯的にちょっと心配です。年間予定や学校便りがネットや地域に公開されてるのもどうなんだろうな?

登校時刻が早い

最近やっと登校時間の制限ができたようです。それでも7:45~とか。子供たちの安全や教員の働き方の観点からも、早い時間に登校するのはよろしくないと思います。

恒温動物がいない

東京ではニワトリとか、うさぎとか学校にいましたが、こちらは水生生物や昆虫のみ。まぁ、限られた人数では面倒見切れないしね。校務員さんもいないような?

ずっとメンバーが変わらない

クラス替えはもちろんありません。うちの場合はたまたまうまく行っていますが、もしこの環境が合わない場合はつらいかもしれないです。(ただ「良いところ」にも書きましたが、縦割りの場面がとても多く、ずーっとクラスの中から抜け出せないという感じはなさそうです。)

以上、現時点で思いついたことを書いてみました。ご参考までに。

…子供の頃、30人×4クラス×6学年の小学校で、場面緘黙までなった私としては、総合的に見て「自分もこんな学校だったらよかったなぁ。」という感想です。