ふるしゅんのブログ

30代、田舎移住したテレワーク会社員の日常をゆるく綴ります。

「ソフトウェア開発」という仕事

将来、何になりたいか。

世の中にはどんな職業があるのか。

 

自分が子供の頃には大して考えたこともなかったし、情報もそんなに無かったけれど、今やインターネット上にはたくさんの職業情報が溢れてますよね。なりたい職業の人のブログやTwitterを読むだけでも、実際こんな感じなんだなぁというのが分かるし。ちきりんのブログを読んで、なるほどなと思いました。

chikirin.hatenablog.com

そこで、自分も将来を考える子供たちのために"職業データベース"の構築に貢献しよう!ということで、自分が今までやってきたソフトウェア開発という仕事について書こうかなと思います。いろいろあって、2つに分けてます。

※あくまで一例です。同じ「ソフトウェア開発」でも会社によってやり方は違います。

 

①組み込みソフトウェア開発

◆仕事の概要

組み込みソフトウェアってのは、簡単に言うと、機械の中に入ってるソフトウェアですね。テレビとか、エアコンとか、ATMとか、信号機とか。それらを動かすためのソフトウェアを作っています。

"ソフトウェア開発"と言っても、プログラムを書くだけではありません(むしろ、プログラムを書く作業の比率は低い)。設計書の作成、レビュー(メンバー同士で設計書の内容を確認し、修正していく)、プログラムを書く、テストをする、というような流れです。

その他、部分的に外注さん(協力会社)に開発をお願いしたり、営業と一緒に客先に出向いてどういう製品を作っていくか打ち合わせをしたり、製品に使った技術を特許としてまとめて出願したり、教育係として新人さんの面倒を見たり、学生さん相手に採用面接みたいなことをしたり、労働組合の仕事をしたり。海外出張もありました。(こう書いてみると、いろいろありますね。)

勤務地は田舎の工場です。電車、自家用車、自転車等で通勤。

製品の納期(=顧客に受け渡す約束の期日)が決まっているため、それに間に合うように開発を終わらせなければなりません。また、一度製品を出荷したら最後、もし不具合が潜んでいて、納品後に問題が発生したらもはや社外事故。大騒ぎです。

開発言語はCが多いです。

 

◆1日の流れ(例)

9:00 出勤。メールチェック、朝会。

AM 開発チームで打ち合わせ、開発作業(設計書、プログラム作成、レビュー等)

12:00 昼休み。社員食堂で昼メシ(外食よりは安い)。 

PM 開発作業続き(プログラム修正、テスト等)

17:30 残業突入。

19:30 退勤。

 

残業の量は開発案件によりけりです。暇なときは毎日定時退勤。忙しいときは毎日22:00帰り。超ブラックなときは夜中の2:00とか、徹夜とか。。

 

◆職場の雰囲気

これは人によりますね。楽しい人がいれば明るいし、厳しい上司がいれば重苦しいし。

コロナ禍前は期ごとに部署の飲み会やったり、会社の夏祭りなんかもありました。

 

◆やりがい

・自分が書いたプログラムを製品に載せて、うまーく動くと気持ちイイ。

・日常生活や町で、自分が関わった製品を目にしたときは、社会に貢献してるなぁという気持ちになります。

 

◆この仕事をするためには

・学生時代にプログラミングができていればよいが、そんなにできなくても大丈夫。(自分の場合は会社に入ってからプログラム書けるようになりました。)

・最低限のコミュニケーション能力は必要です。

・忍耐力がある人に向いていると思います。が、ストレスをうまく発散させないと病みます。

 

◆その他

・ある程度大きい会社なので、いろいろな製品に関われる。(いろいろな場所に出張に行ける。)

・福利厚生で、家賃が安くなったり、保険が安くなったり、ものが安く買えたりします。

・保守的。昔ながらの働き方。コロナ禍でもテレワークが全然進みません。

 

②IT系ソフトウェア開発

一時期IT系の仕事もやっていたので、そちらについても書いておきます。

◆仕事の概要

先ほどの組み込みソフトウェアと違って、こちらはIT系。物理的な"製品"がありません。テレワーク支援システム、みたいな感じで、サービス(1年、1ライセンスの契約など)でやってる商売です。

こちらもプログラムを書く以外にも設計書を作成したり、レビューしたり。世の中の動き、流行を見ながら、ニーズがありそうな機能をスピード感を持って開発します。

オフィスは都心のビルの中。しかし、ほとんどテレワークで在宅勤務です。社員同士のやりとりはもっぱらPCのコミュニケーションツールで行います。

開発の納期はありますが、定期的にアップデートする方針のため、そんなにガチガチではありません。(期限厳しいから次のアップデートでいいか、という感じ(本当は良くない))

開発言語はJavaとか、Pythonとか。

 

◆1日の流れ(例)

9:00 子供を幼稚園に送ってからPC開いて仕事開始。メールチェック。

AM 部署の打ち合わせ、開発作業(設計書、プログラム作成等)

12:00 昼休み。家で昼メシ。

PM 開発作業続き(プログラム修正、テスト等)

 途中、幼稚園に子供を迎えに行く。

17:30 残業突入。

18:30 キリのいいところで仕事終了。

 

残業の量はそんなにありません。

 

◆職場の雰囲気

さすが、IT企業。みなさん、技術力が凄いです。(ホワイトハッカーみたいな人がわんさかいます(笑))

新卒よりも中途採用で来る人が多いです。

飲み会はほぼありません。

 

◆やりがい

・自分が関わった製品がいろいろな企業で使われているのを目にすると、やはりやりがいを感じますね。

・テレビで社員がコメントしていたり、サービスが紹介されたりしたことも。

 

◆この仕事をするためには

・学生時代にプログラミングはできていた方がよいです。

・スピード感ある人が重宝されます。パパっと試作プログラムを作れたり。

・発想力、大事です。この技術、あのサービスに使えるな、と思ったら、即採用されたりします。

  

◆その他

・IT系は働き方改革が進んでる。コロナ禍のずっと前からテレワークがありました。

 

以上、ばーっと書いたので読みにくいかもしれませんが、こんな職業もあるよ、ということで、職業選択の参考になると幸いです。

 

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ちきりんさんからつぶやきいただきました!私も嬉しい😂